3単現のS
一般動詞の用法
三単現の s とは…
I 「私は」と you 「あなたは」は、特別なものです。
I は、1人称と呼ばれます。
you は、2人称と呼ばれます。
それ以外のものは全て、3人称と呼ばれます。
そしてこの「人称」というものが、動詞の形を決める要素となるのです。
もう少し詳しく言います。
I や we など、私や私たちといった、自分や自分を含む人々を「1人称」と言います。
you など、あなたやあなたたちといった、相手や相手を含む人々を「2人称」と言います。
それ以外を「3人称」と言います。
私、私たち、あなた、あなたたち以外は、何でも「3人称」です。
he, she, it, they, Andy, Mary, Tom and Jerry, Pochi, Tama, book, pencil, water … 何でも3人称です。
そして、それぞれに単数形と複数形があります。
1人称
I の複数形は we です。
2人称
you の複数形は形が全く同じで you です。
3人称
he, she, it の複数形は they です。
book の複数形は books です。
child の複数形は children です。
water など、数えられない名詞には、複数形はありません。
このあたりは、「名詞」のところで詳しくお話します。
今日は、それぞれに単数形と複数形があることを覚えておきましょう。
そして、3単元の s に話をもどします。
もうわかったと思うのですが、3単現の「3」は、3人称のことです。
そして、3単現の「単」は、単数形のことです。
では、「現」とは何でしょうか?
「現」は、現在形を表します。
「〜です」とか「〜します」といった現在のことを表現するのが、現在形です。
「〜でした」とか「〜しました」といった過去のことを表現したいときには、過去形を用います。
過去形についても、後ほど詳しくお話します。
そして、3単現の s とは、主語が3人称で単数形で、その文が現在のことを言うときは、動詞の語尾に s をつけるということです。
もう一度言います。
主語が3人称単数で現在のときは、動詞に s を付ける。
主語「〜は、〜が」が、私でもあなたでもなくて、単数形「一人または一つ」で、現在のことを言うときは、動詞の最後に s をつけるのです。
I speak English.
You speak English.
They speak English.
だけど
He speaks English.
になるということです。
だから、以下のようになります。
主語が複数形のときは、動詞の後ろに s は付かない。
主語が単数形のときは、動詞の後ろに s を付ける。
I と you は例外で、動詞の後ろに s は付かない。
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